私たちは認知症そのものを関係の障害として捉えようとしてきました。社会的関係の障害、家族的関係の障害だけではなく、自分自身との関係がとれなくなっている、これを私たちは「関係障害」と名づけてきました。
年老いてもの忘れをし、人に介助してもらわねばならない自分を認めることができず、心の中だけで過去の自分に回帰することで、アイデンティティを確認しようとしている、それを私たちは「見当識障害」なんていう医学用語で呼んでいるのですが、ここで起きていることはもっと人間的なことだと考えられます。老いに伴う人間的変化、人間的反応、人間的ドラマが起きていると言うべきでしょう。
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UpDate 2023/11/30
- 2023・11・22 リメイク情報
① 記事追加・修正 ブリコラージュ Vol.80 1999.09月より
介護夜駄話 江藤淳の自死について ~決して強さとは言いたくないね~
② 旧リンク切れファイルを修正・削除- ■お詫び、いや、謝罪 三好春樹
「生活リハビリ講座」東日本会場の3回目。
私の、手帳への誤記が原因で、すっぽかしてしまいました!
うーん、自己嫌悪。
それより、参加者に申し訳ない。
特に、貴重な休みの日に自費でやってきた介護職には言葉もない。
さらに、人手不足の中、スタッフを研修に参加させて頂いた事業所にも、弁解のしようもない。
お詫びにとどまらず、謝罪したい。(供託金は出せないけれど)
代わりの講座の開催、今回すっぽかされた皆さんへの何らかの対応を、主催者の円窓社さんと検討中です。
(From: 2023/11/8 Facebook)- 2023・11・13 ブリコラージュ 冬号(12・01月)号案内
【 特集 炎上介護 】
介護は炎上するほどおもしろい!
★炎上介護・メンバー&炎上紹介
★座談会 炎上を経験して思うこと
~自分の意見を誹謗中傷されたこと、ありますか?~
○坂野悠己 ○菅原健介 ○石井英寿
○三好春樹 ○佐伯美智子
★炎上ピックアップ
菅原健介さんインタビュー(ぐるんとびー代表)【固定化した正しさを壊すために炎上は社会に必要だ!】
★特集に寄せて 坂野悠己
… etc …
【 最新号 詳細情報はこちら 】耳寄り情報 (12月~01月セミナー)
- 2023・11・07 リメイク情報
① 記事追加・修正 ブリコラージュ Vol.81 1999.10月より
介護夜駄話 大井シゲの「福の神」
② 旧リンク切れファイルを修正・削除- 2023・09・21 【NPO法人つどい場さくらちゃん】よりお知らせです!
※ 詳細・お申し込みは 詳細PDFから- ブリコラージュ・インタビュー
① 記事追加・修正 ブリコラージュ Vol.89 2000.7-8月より
ブリコラージュ・インタビュー 下村恵美子
【あなたに逢いたかった】 インタビュアー:宇佐神武捷
② 旧リンク切れファイルを修正・削除- 追悼:芹沢俊介 その2
ブリコラージュ Vol.194 2011.1-2月号
【特集★トークセッション】
芹沢俊介×三好春樹 ~介護と家族と死と~
2010年11月に開催された「オムツ外し学会in東京」でのトークセッションですが、介護の基本的方向性を示しています。是非お読みください!
- 追悼:芹沢俊介
私と同じ高校生活動家だったという坂本某よりも、8歳も歳上の芹沢俊介さんの訃報の方が堪(こた)えて いる。老いとは、認知症とは何か、それらを「異常」と見倣して、監禁、抑制、化学物質によるコントロールといった「暴力」によらない関わりは、何を根拠とすべきなのか。介護現場の問いに示唆を与えてくれたのは、芹沢さんの「養育論」特に「イノセント論」たった。
何度も共に講演、対談をさせてもらい、2003年には対談集「老人介護とエロス」を出させてもらった。巻末には、ぜひにと頼んで、最初の本「宿命と表現」(1973年)の中から「深沢七郎と〈老い〉」を収録した。「楢山節考」への深く独特の論考である。ついでに私の「個人主義と老い」という文も載せてもらった。今では、中古市場でしか手に入らないけれど、養育と老人介護に共通する地下水脈を探し当てた一冊になっていると思う。
それにしても、今回もそうだが、葬儀は家族で執り行い、しばらくして公表されることが増えた。コロナのせいもあるだろうが、訃報に接し、じゃ、通夜と葬儀に行かなくちゃ、と日常を中断するという経験は、必要なものじゃなかったかなあ。少し残念。
弔意を込めて、2002年8月31日、東京カタログハウスセミナーホールで開催された「ブリコラージュセミナー」での芹沢俊介さんとの対談
【介護と子育てのアポリア(難関)はどこにあるのか】を再録しました。
是非お読みください!