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介護夜汰話
変えられないものを受け入れる心の静けさを  変えられるものを変えていく勇気を
そしてこの2つを見分ける賢さを

「投降のススメ」
経済優先、いじめ蔓延の日本社会よ / 君たちは包囲されている / 悪業非道を悔いて投降する者は /  経済よりいのち、弱者最優先の / 介護の現場に集合せよ
 (三好春樹)

「武漢日記」より
「一つの国が文明国家であるかどうかの基準は、高層ビルが多いとか、クルマが疾走しているとか、武器が進んでいるとか、軍隊が強いとか、科学技術が発達しているとか、芸術が多彩とか、さらに、派手なイベントができるとか、花火が豪華絢爛とか、おカネの力で世界を豪遊し、世界中のものを買いあさるとか、決してそうしたことがすべてではない。基準はただ一つしかない、それは弱者に接する態度である」
 (方方)

 介護夜汰話


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しばしお待ちください

2015 ~ 2016
2016年11月  嬉しい会話でした!

「11年ぶりに三好さんの話を聞きました」
「いつも同じ話で申し訳ない」
「たしかにそう。でも、違ってるんですよ」
「何が? 忘れているだけじゃないの(笑)」

嬉しい会話でした。32年間、ずっと同じことを訴えてきた。でも、マンネリと言われないで、「三好はブレない」と評価されるようになった。さらに、深くなってるとしたら、講師冥利につきる。

「表情も柔らかくなりました」
「人間ができてきたのかな。いや、齢をとったということか(笑)」

2016年4月  緊急メッ セージ 第2弾!

Sアミーユ事件をめぐってのマスコミの報道はひどいものだ。

これじゃあ、介護という仕事が、ストレスばかりで、人を犯罪に駆り立てるもの みたいじゃないか。そりゃ、介護がわかってなくて「作業」をさせているブラック企業ならそうだろう。 しかし、ちゃんとした介護現場なら、大変さをはるかに上回る喜びがあるはずだ。

私が、運送会社の現場事務から特養ホームに転職した時、ストレスははるかに小さくなった。もちろん、昔と今は違うだろう。 でも、異業種から介護に入ってきた人たちにアンケートを取ってみればいい。ストレスが少なくなった人のほうが多いはずだ。

介護業界の離職率は決して高くない。宿泊、飲食業、娯楽業のほうがはるかに高い。それに離職の理由に「収入が少ない」を挙げているのは17%だけだ。多いのは「運営への不満」と「人間関係」で、その「人間関係」も、先輩から、旧態依然とした安静介護を強制されることへの反発がほとんどだ。

私たちの介護現場を、Sアミーユのようなブラック企業と同じに扱わないで欲しい。私たち介護職を、事件の容疑者と同列に扱わないで欲しい。介護のイメージを低下させるような、司会者やコメンテーターの発言をやめて欲しい。

容疑者は犯人と断定された訳ではないし、彼に責任能力があったのかどうかも確かではないことを念頭に入れてメッセージを送ります。


2016年3月  緊急メッセージ

Sアミーユでの事件で、介護職のイメージを低下させるような報道を許すべきではない。 「介護職にメンタルケアが必要だ」と言った識者の発言も含めて。

介護職が殺人を犯した、のではなくて、抵抗できない弱者に手を出すような人間が介護現場に潜伏していたのだ。

そんな、弱者に手を挙げる人間はたくさんいる。子どもを虐待する大人はその典型だ。「しつけのつもりだった」と言うが、 抵抗できないものに暴力を振るう人間にこそ「しつけ」が必要だろう。

働く者をこき使うブラック企業もまた、人を、ノイローゼ、鬱、自殺に追い込んでいる。直接手をくださないだけ、この事件 の容疑者より悪質かもしれない。そしていまや、ブラックじゃない企業を探すのが難しい時代になっている。

「万人が万人の手段」になってしまった時代の犯罪の一角、であるように私には映っている。

『あれは自分ではなかったか』を 緊急販売します!
あれは自分ではなかったか2005年に石川県で起きたグループホーム虐待致死事件は介護界に大きな波紋 を起こした。事件を受けて開いた緊急セミナーの講演録。GHだけでなく多くの福祉施設で夜勤は苛酷だ。この事件から何を 学ぶのか、介護界をリードする3人の白熱の議論が大きな共感を呼んだ1冊。
●著者・監修:下村恵美子・高口光子・三好春樹
●価格 本体1,200円
★ 申込先 七七舎
 メール brico@nanasha.co.jp
 TEL→ 03-5911-0770
 FAX → 03-5911-0771


2016年3月  JR認知症事故

そもそも、家族を告訴するJR東海がおかしい。
認知症の人がたくさんいることは常識なのに、安易に線路に出られるようにして、老人の命を奪ったとして、逆に訴えられるべきじゃないのか。

社長が原発推進派なのも感じ悪いし。ま、関係ないか。でも、認知症老人なんかに、定時運行=経済効率を妨げられてたまるか、という体質はつながってる気もする。  【参照 認知症と列車事故訴訟】


2016年3月  私の願いは、旅人のエゴだろうか

次男が、受験勉強が終わって「被災地を見たい」というので、私の仕事に付いて陸前高田に同行した。
一関からようやく気仙沼に着いた。ここで海の幸の駅弁を食べようと思っていたのだが、駅にはコンビニがあるのみで、売っているのはどこにもあるコンビニ弁当だけなのだ。コンビニが早々と復活して生活を助けているのはいいことだ。

しかし、地元にしかない弁当屋さんが復活してこそ復興ではないのか。その思いはBRT(Bus Rapid Transit)に乗りかえて陸前高田について、もっと強くなった。この町では、山を崩して市街を床上げする工事が続いている。大堤防工事と並行して。

はたして、そこに人々は帰ってくるのか?界隈性のない人工的な街が作られることが復興といえるのだろうか。結局、もうかったのはゼネコンだけで、共同体は消えて、グローバリズムだけが進行したということにならないか。

コンビニ弁当ではなくて、郷土ならではの駅弁を食べたい、という私の願いは、旅人のエゴだろうか。

2015年5月  APAホテルには泊まらない

毎日新聞の日曜版のコラム。これ、APAホテルのこと。あのビジネスホテルの部屋で、シングルに3万も取る。まったく、人の足下を見て!もともと、経営者が、右翼の田母神なんかに資金を提供するような会社だ。あの政治資金を私物化した人物だ。田母神や安倍が“取り戻す”という“日本”とは、こんなえげつない世界らしい。

まったく、右翼的な奴は、権力に弱くて金に汚い。左翼は「人間の尊厳」なんていう抽象的なものに弱いけど。APAには泊まらないよう訴えます!景気が悪くなるか、外国人観光客が減ったら、真っ先に潰れると思うけど。

2015年5月  日本はとっくに死んでいる②

もう65歳だというのに、子供二人が大学生だ。学費の高いこと!国立だってひどいものだ。この国は、介護にも保育にも、教育にも金を出さない。長男が留学していたブラジルでは、国公立の大学は学費は無料だ。

私がよく行くインド(写真)は、差別と貧困の国だと思われているが、指定カースト出身者が大学に通れば、学費は無料で、生活費まで支給するという。いったいどっちが先進国だよ。

アメリカでは、莫大なローンを背負って大学を出るという。日本もそうなりつつある。学生の時から資本主義に組み込んでしまおうというのだ。資本増殖の奴隷ばかりの国は、死んでるとしか思えない。

2015年5月  日本はとっくに死んでいる

「保育園落ちた、日本死ね!」が話題だ。私は日本はもう死んでると思う。この国は経済成長にしか金は出さない。

オリンピックなんかやるもんだから、介護も保育にも人が来ない。東北の復興さえ進まない。介護保険料を取られてるのに、要介護5でも特養に入れない。特養を建てても、職員がいない。大学も専門学校も、介護科がつぎつぎに閉鎖されている。

介護なんていういい仕事にみんなが見向きもしないというのは、この日本が死んでるという何よりの証拠だ。「命より金」が日本中に浸透しているということだ。「介護離職ゼロ」とは、経済成長を支える企業戦士が、老人介護なんていう価値のないことのために辞められちゃかなわない、ということだ。

だから介護に金なんか出すわけがない。でも、介護現場はすごい。いい仕事をすれば、「命より金」という価値観をひっくり返せるんだから。介護という、「老い」という自然に関わる世界は、この日本の中でなんとか生き続けている。

2015年5月  「日本死ね!」への反応に反響!でも…

「保育園落ちた。日本死ね!」への反応で「日本はとっくに死んでいる」を投稿(3月11日)したら、4万人にリーチされて驚いた。コメントも続々。ただ、気になる内容もあった。「高齢者の年金より、こどもに回せ」というものだ。それはダメ。

年金は国の約束事だ。それが守れないなら国への信頼は完全になくなってしまう。高齢者とこどもを対立させるのは、為政者を喜ばせるだけ。高齢者も、こどもも、でなくては。

それをやるのは簡単だ。政府が「消費税は福祉にだけ使う」と言った約束を守るだけでいい。なぜこの国では、こんなに簡単に約束が破られるのか、写真の本(日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか)を読むとよ?く判る。

やはり、日本はとっくに死んでいる。この頃、日本を自画自賛する気持ちの悪い本や雑誌があふれてるが、こんなの作ったり読んだりしてる人は、よほどコンプレックスがあるに違いない。


2015年4月  宅老所いしいさん家」に行ってきました!

宅老所いしいさん家 映画『ただいま、それぞれの居場所』では見たけど、現場は初めて。

狭い民家にすごい人。
いろんな人種のスタッフ、赤ちゃん含めた子供、お客さん…すごい人口密度だ。
そういえば利用者の老人もいるじゃないか、という感じだ。

それぞれの居場所
私はいろいろ感じること、思うことがあって、Bricolageの夏号に書くつもり。
この機会にぜひ定期購読を。

それぞれの居場所
 映画『ただいま、それぞれの居場所』


2015年4月  5/15発行!リニューアル Bricolage!

リニューアルのBricolage リニューアルのBricolageは、5月15日発行。前号から2ヶ月以上の間があって、購読者には申し訳ないが、進行中の中身は乞うご期待。

老人の「オムツ外し」に、子どもに関わる人達から「オムツなし育児」をやってると連絡があり話を聞いてみるとこれが面白い。

「オムツ外し」がじつは我々が考えていたよりずっと深い意味を持っていたんだということに気付かされている。そんな、活字メディアに相応しい、深みを感じられる特集になっている。

新・地下水脈
なお、私の連載は「介護夜汰話」から昔に戻して「新・地下水脈」となる。これも深みをめざします。


2015年2月  北欧よりもインドへ行こう!

2月7日、今年の第1回めのインドツアーに出発です。添乗員さん含めて31名。フェイスブックで報告するつもりですが、初めての海外からの投稿、うまくいくやら。

毎年参加のSさん、昨年1泊3日(!)に参加された四国のAさんら、リピーターが多いのがこのツアーの特徴。そうそう、高2の私の次男も参加します。小6,中3に続いて3回めです。因みに私は今回で12回め、3月で13回めになります。

同じコースに何回も行って何が面白いのか、と思われていますが、行ってみないとその訳は判らない。

来年の予定も決定。
2016年1月9日(土)成田発の3泊5日(1月13日朝成田着)で、ワラナシ、アグラ(タージマハール)、オールドデリー徘徊の日程(今年の2月出発と同じ)の1回のみです。

2015年2月  幻想の後に来るものは何だろう

作家の富岡多恵子さんが亡くなった。私の本棚にはいまだに彼女の多くの本が並んでいる。

『丘に向ってひとは並ぶ』や『当世凡人伝』は、30代の私のロマン主義という人間への幻想に一撃を与えた。

30年後のいま、ルネ・ジラールによって、最後の一撃を喰らっている。富岡多恵子には、破られた幻想の後に楽天主義があった。
だが、「イスラム国」の出現という現代には、幻想の後に来るものは何だろう。
 丘に向ってひとは並ぶ   当世凡人伝

2015年1月  新年のはじめに

新年の第一報です。
2014年は、ルネ・ジラールという思想家に圧倒された1年でした。年末・年始はそのしめくくりとして、『<個人>の行方』ルネ・ジラールと現代社会(西永良成著・大修館書店)を読みました。

<個人>の行方 ジラールの本は難解でしかも高い!この本を読めば、ジラールの思想が第1章で見事に解説されている。さらに第2章では、ジラール理論によって夏目漱石が取りあげられている。

私が深く納得したのは第3章の、深沢七郎の「樽山節考」に対する解釈である。芹沢俊介さん以来の見事な解釈で、ここでもジラール理論に圧倒されてしまう。

近代個人主義とグローバリズムという異常な時代を見通すジラールの思想に影響を受けて、私は、3月号以降のBricolageで連載を書いていくことにする。



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安価な電力 安価ないのち
金と嘘と暴力で作った原発に さよならを
命と自然を売るな、買うな